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CHILDREN'S DENTAL CHECKUP 子どもの歯科検診

子どもでも歯科検診は受けられる?

子どもでも歯科検診は、もちろん受けられます。
乳歯の虫歯は痛みなどの自覚症状が少ないうえ、永久歯よりも進行が早いという特徴を持っています。しかも、虫歯が進むと次に生えてくる永久歯の成長発育にも悪い影響が出ます。
乳歯の虫歯は幸い予防することができます。そして、乳歯が虫歯になった場合に少しでも早いうちに見つけ出して治療を受ける機会を得るためにも、子どものうちから歯科検診を習慣づけるようにしましょう。

子どもの歯科検診は何歳から?

お子さんの初めての歯科検診は、お子さんに最初の乳歯が生えはじめた頃、もしくは1歳になるまでの時期にお受けになることをおすすめしています。
生まれたばかりのお子さんのお口の中には虫歯菌はいませんが、1歳を過ぎたあたりから2歳後半ごろまでの間に、虫歯の原因菌がお子さんのお口の中に住みつきやすいです。一度入り込んだ虫歯菌は取り除けませんので、入り込むのを阻止することが重要です。
最初の乳歯が生えはじめた頃から1歳になるまでの間をおすすめしている背景には、こうした理由があります。

子どもの歯科検診の重要性とメリット

お子様向けの歯科検診には、大人の歯科検診とはまた異なる重要性、そしてメリットがあります。

虫歯予防

まず、最初に挙げられる子どもの歯科検診の重要な役割が虫歯予防です。
乳歯はいずれ永久歯に生え変わりなくなる歯ですが、虫歯になってしまうと次の生えてくる永久歯の成長発育に悪影響を与えることがあります。また、生まれつき永久歯がない場合もあり、その場合は乳歯を長く使い続けなければなりません。
生え変わった永久歯は、数十年に渡り使い続けなければならない歯ですが、生えて間もない頃は最も虫歯になりやすい時期のひとつです。こうしたことから乳歯に加え、永久歯の虫歯を予防するのは歯の健康にとってとても重要です。
子どもの歯科検診ではさまざまな処置で虫歯予防を図りますので、これも子どもの歯科検診には虫歯予防というメリットもあります。

虫歯の早期発見

虫歯の早期発見も、子どもの歯科検診の重要な役割のひとつです。
虫歯予防に努めていても、残念ながら虫歯になってしまうことがないわけではありません。子どもの虫歯は痛みなどの自覚症状がなかなか出ないことが多く、気づいたら大きな虫歯になっていたということもしばしば見られます。
子どもの歯科検診を受けていただけると、虫歯に早く気づけます。虫歯を早く見つけ出せるのも、子どもの歯科検診のメリットのひとつです。

お口の癖が見つかる

舌を前に出す癖、指を吸う癖、爪を噛む癖、口で呼吸する癖など、お口には歯並びや健康に悪影響を及ぼすさまざまな癖があります。こうしたお口の癖の発見も、子どもの歯科検診の重要な役割のひとつです。
癖は時間が経てば経つほど治しにくくなります。早い段階で癖の存在に気づき、治すきっかけを得られると、歯並びや健康への影響も最小限にとどめられるというメリットがあります。

歯科への抵抗感をなくす

子どもの歯科検診では、痛みなどの不快感を感じさせない工夫や対応をしている歯科医院がほとんどです。
そのため、お子様が歯科医院に対してポジティブな印象を持っていただくことができるので、子どもの歯科検診には歯科受診への抵抗感を減らせるというメリットもあります。

歯磨き習慣が身につく

お子様に食べたら歯を磨くという習慣を身につけていただくことは、歯やお口の健康にとってとても大切です。
子どもの歯科検診では、お子様に歯磨き習慣を身につけていただくようにしますので、これも子どもの歯科検診のメリットのひとつです。

子どもの歯科検診の内容

当院で行なっている子どもの歯科検診について、具体的にご紹介します。

虫歯のチェック

子どもの虫歯は自覚症状に乏しく、気付きにくいという特性があります。
そこで子どもの歯科検診では、虫歯ができていないか確認させていただいております。

プラークコントロール

虫歯の原因となる細菌が潜んでいるのが、歯の表面についているプラークという白いカスのような付着物です。その歯の健康の邪魔になるプラークを取り除くことを、プラークコントロールといいます。プラークコントロールは歯の健康を保つための基本とも言え、とても重要です。
子どもの歯科検診では歯磨きの練習、歯のクリーニングなどを通してプラークコントロールを図ります。

歯磨き状況のチェック

歯磨きがきちんとできているかも、子どもの歯科検診ではチェックします。
どこが磨けていないのか、お子様ご自身だけでなく保護者の方にも見てもらい、ご自身での歯磨き、保護者の方による仕上げ磨きがきちんとできるようにします。

歯磨きの練習

歯磨きは虫歯予防の基本といってもいいほど重要ですので、子どもの歯科検診では歯磨きの練習もしています。
子どもに限らず、歯ブラシだけでは歯の表面しかきれいにできません。そのため、歯間ブラシやデンタルフロスも使い、歯と歯の間も磨く必要があります。しかし、歯ブラシで歯を磨いても、歯間ブラシやデンタルフロスを使っているお子さんは少ないのではないでしょうか。
子どもの歯科検診では歯ブラシに加え、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方も練習し、ご自身できれいに歯磨きができるようにします。

歯のクリーニング

歯磨きを丁寧にしても、磨き残しを完全になくすことはできません。また、プラークが古くなって石のように硬くなった歯石は新たなプラークの温床となるのですが、歯磨きで歯石を取ることはできません。
歯石を取るにはスケーラーという専用の器械が必要です。そこで子どもの歯科検診では、取り残したプラークや歯石を取り除く歯のクリーニングを行っています。

フッ素塗布

フッ素は、虫歯予防にとても高い効果があります。
フッ素の利用法は、フッ素入り歯磨き粉での歯磨き、フッ素入り洗口液でのうがい、そして歯にフッ素を塗るフッ素塗布の3つです。このうち、子どもの歯科検診ではフッ素塗布をしています。
フッ素塗布は、他のフッ素利用法より濃度の高いフッ素を利用するので、より高い虫歯予防効果が得られます。

シーラント

奥歯の噛み合わせ面など、歯の表面には小さな窪みや溝があり、そこは歯磨きがしにくく、虫歯の発生ポイントになっています。
シーラントはこの小さな窪みや溝を埋めて、歯磨きしにくい箇所をなくす処置です。
子どもの歯科検診ではシーラントを行い、噛み合わせ面などの虫歯を防ぎます。

咬合誘導

咬合誘導とは、子どもの成長発育に伴い変化し続ける顎の骨格や歯の構成に合わせて、お子様に合った最適な噛み合わせになるように生え方を導いていく処置です。咬合誘導では、歯並びを悪くさせかねない要因を早く見つけ出し、それに対し適切な対応をとることが重要です。
子どもの歯科検診では、歯並びを悪くさせる要因があるかどうかもチェックし、歯並びが将来的に悪くならないように導きます。

食生活の見直し

虫歯予防には普段の食生活も重要です。
例えば、糖分のたくさん含まれた食べ物や飲み物を頻繁に摂っていると、虫歯になりやすくなります。もちろん、糖分は健康に欠かせないものなので、食べてはいけないというわけではありません。健康を損なわないように注意することが大切です。
朝食、昼食、夕食に加え、間食をどう摂るかなど、虫歯になりにくい食べ方をご説明させていただきます。

子どもの歯科検診の通院頻度

虫歯の原因であるプラークは、きれいに取り除いても3〜4ヶ月で復活してきます。
そのため、子どもの歯科検診の通院頻度は、プラークが復活する時期である3〜4ヶ月間隔での通院をおすすめしています。

よくある質問

初めての歯医者でも検診は受けられますか?

通われる歯科医院が、子ども向けの歯科検診をしているなら大丈夫です。
子どもの歯科検診をしているかどうかは、電話などでお尋ねになるといいでしょう。

治療途中で泣いてしまっても大丈夫でしょうか?

治療途中で泣いてしまうお子さんもいらっしゃいます。
泣いたらやめられると刷り込まれてしまうと、次以降の診療にも差し支えます。
泣いたお子様に対しては、親御さんにもご協力をいただきながら根気強くコミュニケーションをとり、頑張ってもらえるようにしています。

自宅でのセルフケアのやり方も教えてもらえるのでしょうか?

虫歯予防には、ご自宅での歯磨きがとても大切です。
お子様自身だけでなく、保護者の方には仕上げ磨きでご協力いただきたいので、保護者の方にもお子様の歯磨きの方法を説明させていただいております。

歯科定期検診の治療概要

治療方法

子どもの歯科検診

治療の説明

子どもの歯科検診は、虫歯の予防、虫歯の発見、歯やお口の癖の発見、歯磨き習慣の獲得などの効果があり、子どもの歯の健康を将来にわたって保ちます。痛みなどの不快感もなく、お子様が歯科医院に慣れる助けにもなります。生後6ヶ月ごろから受けることができますので、お子様の歯が生え始めたら歯科健診を受けることをおすすめします。

治療の副作用(リスク)
  • 歯石除去時の冷水痛
術後の制限事項
  • フッ素を塗った場合、30分ほど飲食を控える
  • シーラントはセメント系材料を使った場合、術後30分ほどは飲食を控える