インプラント
インプラントは、チタンで作られた人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上にクラウン(上部構造)を装着する治療法です。虫歯や歯周病、外傷、腫瘍などにより失われた歯が持っていた噛み合わせや見た目を回復させることを目的としています。
従来から行われてきたブリッジや入れ歯では得られない多くの利点がある治療法として、広く普及しています。
親知らずの抜歯
親知らずの抜歯は、第三大臼歯とよばれている最後方の奥歯の抜歯です。
生えてくる時期には顎の成長発育が終わっていることもあり、親知らずの多くは真っ直ぐに生えておらず、斜めになっていたり、埋まっていたりします。このため、通常の抜歯と比べると難度が高いです。また、周囲に重要神経や血管があり、抜歯に際して注意が必要なのも親知らずの抜歯の特徴です。
顎関節症治療
顎関節症は顎関節に運動障害や運動痛などを認め、食事や会話などの日常生活に支障をきたす病気です。
顎関節症は他の疾患と症状が近似している場合があり、診断がたいへん重要です。顎関節症に対しては、主にマウスピースを使った治療などが行われます。
レーザーによる上唇小帯切除術
上唇小帯とは、上口唇の内側から前歯部に向けて伸びている筋です。
上唇小帯切除術は、正中離開とよばれる上顎の前歯の隙間の原因になっている上唇小帯に対して、切除を目的に行われる外科手術です。一般的に行われている外科用メスを使った切除術と比べ、レーザーメスを使った切除術では術後の出血や痛みが少ない、縫合の必要がないなどの利点があります。
レーザーによる舌小帯切除術
舌小帯とは、舌の先の下部から舌の付け根付近にかけて見られる筋です。舌小帯の位置や長さに異常があれば、舌の運動範囲が狭まり、発語の不明瞭化、嚥下障害の原因となります。
舌小帯切除術は、舌小帯の位置や長さの異常に対して舌小帯を切除し、舌の運動範囲を拡大することを目的に行われる外科手術です。外科用メスを使った切除術と比べると、切除後の痛みや腫れ、出血が少ない上、縫合が必要ないので抜糸しなくていいという利点もあります。
レーザーによる粘液嚢胞除去
粘液嚢胞は、主に下口唇にある小さい唾液腺の出口が塞がり、唾液が内部にたまったもので、外科的に除去して治します。
粘液嚢胞除去術は、一般的には外科用メスを使って行われます。すなわち、嚢胞の周りを切開して嚢胞を一塊として摘出した後、縫合して閉じます。
当院では、外科用メスではなくレーザーを使った治療を行なっています。レーザーによる除去術の方が、術後の腫れや痛み、出血が少ない上、治りも早く、術後の経過が良好です。