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親知らずの抜歯後の注意点【食事・痛み・腫れ・期間など】

親知らずの抜歯後の注意点【食事・痛み・腫れ・期間など】

親知らずの抜歯は、歯科治療の中でも不安を感じやすい処置の一つではないでしょうか。
「抜いた後はどれくらい痛むのか」「食事や入浴はどうすればいいのか」など、術後の生活に疑問を抱く方も多いはずです。抜歯後の過ごし方は、傷口の治りや痛みの程度に大きく影響するため、正しい知識を持っておくことが大切です。

この記事では、親知らず抜歯後の日常生活における制限事項、正常な治癒のプロセス、そして腫れや痛みといった術後反応への対策を詳しく解説します。
この記事を読むことで、抜歯後のトラブルを防ぐための適切なケア方法や、異常な症状の見極め方を理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

この記事でわかる事

  • 抜歯後、麻酔が切れる前の食事で気をつけることは?
  • 抜歯当日に運動や入浴を控えるべき理由とは?
  • 術後出血が止まらない場合、どのように対処すればいい?
  • 抜歯した後の穴は、いつ頃ふさがるの?
  • 術後起きる異常やその症状
  • 抜歯後の腫れや痛み、発熱はいつまで続くの?

親知らず抜歯後の注意点

親知らずの抜歯後には、生活上の各種制限、創部や出血時など、さまざまな注意点があります。

日常生活上の制限

抜歯後には、食事や運動など、ほとんどが当日限りですが、日常生活上の制限が課されます。

食事の制限

親知らずの抜歯時の局所麻酔は、浸潤麻酔法と伝達麻酔法に分けられます。
個人差がありますが、麻酔の効果は浸潤麻酔法で2〜3時間、伝達麻酔法で4〜6時間続きます。麻酔の効果が切れるまでは、頬や舌、唇などを誤って噛み、咬傷を形成する可能性があるので、食事を控える必要があります。

運動の制限

運動すると血管の拡張や、筋肉の動きにより血液を心臓に戻す筋ポンプ作用の活性化により、血流が良くなります。このため、抜歯後出血の可能性が高まるので、少なくとも抜歯した当日の運動は控えるよう制限されます。

入浴の制限

入浴も血管拡張により血流が良くなるので、抜歯後出血の可能性が高まります。
抜歯した日は入浴を控え、シャワー浴にとどめることが求められます。

創部の注意点

抜歯創は、舌や指で触れないようにしてください。
血餅を脱落させる原因となり、正常な治癒過程を阻害したり、出血させたりする可能性があるからです。

出血時の注意点

抜歯後に出血を認めた場合は、まずは清潔なガーゼやティッシュペーパーを固く丸め、30分ほど抜歯部位で噛み続けるようにしてください。その間、止血の確認としてガーゼなどを外してはいけません。
30分経ったら、静かに外して止血の確認をしましょう。それでも、まだ抜歯部位から持続的に出血を認める場合は、さらに30分追加でガーゼやティッシュペーパーを噛んでください。それでも出血が続くようなら、主治医に連絡して指示を仰いでください。
なお、唾液ににじむ程度の出血なら問題ないです。

ケア時の注意点

抜歯後も、食後のブラッシングは必要です。
ブラッシング時には、歯ブラシが抜歯創に接触しないように注意し、ブラッシング後のうがいも優しくするようにしてください。

服薬時の注意点

抜歯を受けた後は、歯科医院から抗菌薬や消炎鎮痛薬が処方されることがほとんどです。
抗菌薬は、指示通り全て内服してください。
消炎鎮痛薬は、毎食後の処方薬は指示通り内服していただき、疼痛時の頓用として処方された分は、疼痛増悪時に直前の内服から6時間以上あけて内服するようにしてください。

抜歯後の治癒過程

抜歯後は約1年で骨が成熟するが、感染や薬剤の影響でドライソケットや骨壊死などの異常を来すこともあります。

正常な治癒過程

  1. 抜歯当日:抜歯窩が血餅で満たされる
  2. 3日後:創部の辺縁から上皮化が始まる
  3. 7日後:幼弱な肉芽組織に置換される
  4. 20日後:肉芽組織が線維性組織に器質変化する
  5. 1ヶ月後:仮骨が形成される
  6. 40日後:創部が上皮で覆われる
  7. 6〜12ヶ月後:骨改造が起こり、成熟した骨組織になる

異常な治癒過程

異常な治癒過程としては、細菌感染による歯槽骨炎や抜歯創の骨鋭縁の形成、骨壊死などが挙げられます。

歯槽骨炎

歯槽骨炎は抜歯窩の骨面への細菌感染による表在性の骨壊死で、骨の露出を認めます。一般的にはドライソケットとして知られており、強い疼痛を伴うことが多いです。

骨鋭縁

骨鋭縁は抜歯後に鋭利な骨縁が残った状態で、歯肉の圧痛を認めます。
下顎の親知らずの抜歯で、舌側の歯槽骨が薄い場合に起こりやすいです。

骨壊死

骨壊死または顎骨壊死は、抜歯創の周囲の骨組織が壊死した状態です。
60〜70Gy以上の放射線照射を受けた顎骨の抜歯後に起こる放射線性顎骨壊死と、ビスホスホネート製剤や抗 RANKLモノクローナル抗体などの副作用で起こる薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)などがあります。
いずれの骨壊死も創部は骨が露出しており、細菌感染を起こしやすく、広範囲に腐骨を形成します。

術後炎症反応への対策

親知らずを抜歯すると、顎骨を中心とした組織損傷が起こるため、創部の治癒を目的とした炎症反応が起こります。
これは正常な生理的反応なため、炎症反応が起こるのは避けられません。

腫脹

抜歯後の腫脹は、抜歯から24〜48時間をピークとし、それから数日かけて消退していきます。
腫脹に冷罨法を行う場合は、過冷却になると治癒を妨げるので、氷水などの冷たすぎるものは避けなければなりません。

疼痛

抜歯後の疼痛は、創部からのプロスタグランジンやブラジキニンなどの発痛物質の放出により、末梢神経が刺激されて起こります。発痛物質の放出は抜歯から24〜48時間でピークを迎えます。
末梢性の疼痛に対しては、非ステロイド性消炎鎮痛薬が有効です。

発熱

親知らずの抜歯後は、損傷した組織の修復や出血した血液の吸収が起こります。この時、吸収熱とよばれる非感染性の熱発が生じます。体温は37〜38℃前後に上がりますが、吸収熱も24〜48時間以内にピークを迎え、その後解熱します。
したがって、発熱したとしてもほとんどの場合は、しばらく経過観察していただければ十分です。

機能障害

親知らずの抜歯後の機能障害としては、開口障害が挙げられます。
これは抜歯後の術後炎症反応による腫脹が、咬筋などの咀嚼筋の運動を阻害することで起こります。
開口障害は炎症反応の消退と共に改善していくので、経過観察で十分です。

【まとめ】親知らずの抜歯後の注意点【食事・痛み・腫れ・期間など】

親知らず抜歯後の日常生活における制限や出血時の対処法、そして治癒の過程で起こる異常について詳しく解説しました。
この記事では、下記のようなことが理解できたのではないでしょうか。

この記事の要約

  • 親知らずの抜歯後は、麻酔が切れるまでは咬傷(こうしょう)を防ぐため食事を控え、当日の運動や入浴は血流を促し出血の原因となるため控える必要がある
  • 術後は傷口を舌や指で触ると血餅(けっぴょう)が剥がれる恐れがあるため注意し、出血時は清潔なガーゼを30分ほど強く噛んで圧迫止血を行う
  • 抗菌薬は指示通り全て飲み切り、鎮痛薬は用法・用量を守って適切に使用することが重要
  • 親知らず抜歯当日の血餅形成から始まり、約1ヶ月で仮骨が形成され、半年から1年かけて成熟した骨組織へと変化していく
  • 術後は強い痛みを伴うドライソケット(歯槽骨炎)や、薬剤・放射線が影響する骨壊死など、注意が必要な異常が起こることがある
  • 腫れ、痛み、一時的な発熱(吸収熱)、口の開きにくさは親知らず抜歯後の正常な生理的反応であり、多くは24〜48時間以内にピークを迎え、その後改善していく

親知らずの抜歯後は、体が傷を治そうとする過程でさまざまな反応が起こります。多くは時間の経過とともに落ち着く自然なものですが、指示された注意事項を守ることで、よりスムーズな回復が期待できます。
もし持続的な出血や異常な激痛など不安な症状がある場合は、我慢せずに早めに主治医に相談するようにしましょう。

南青山パーソン歯科では、患者様の不安に寄り添い、丁寧なカウンセリングと精密な診断に基づいた、痛みに配慮した抜歯を行っています。
抜歯後のアフターケアについても、お一人おひとりのライフスタイルに合わせて詳しくご説明し、スムーズな回復を全力でサポートいたします。少しでも気になる症状や不安がある方は、まずは一度お気軽にご相談ください。スタッフ一同、皆様のお口の健康を心よりお待ちしております。

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